九州産業大学大学院 情報科学研究科
「社会と人間のためのIT(情報技術)」を教育研究の理念とし、高度情報社会の諸問題に対応出来る高度専門職業人および研究開発者の育成を目標としている。特に、我が国が目指す超スマート社会を支える情報システムを構築できる技術と展望を持った人材や人間の本質である知的処理能力をコンピュータで実現あるいは支援する技術を開発できる人材を育成する。この目標達成に向け、前期課程は、情報科学・情報技術を基礎から応用まで深く修得しうる教育を行い、後期課程は、高度情報社会の発展を担い得る高度の研究開発能力や問題解決能力を養う教育課程を編成している。
学位(修士)は、情報科学・情報技術を基礎から体系的に履修した、広い視野に立った高度な専門職業人および研究開発者として活動できる基礎力・応用力を修得した者に授与する。修了認定基準は、所要科目を30単位以上修得し、学位(修士)論文の審査および最終試験に合格することとする。
「社会と人間」を意識する、広い視野に立った高度な専門職業人および研究開発者を育成するため、学生自身の研究分野ならびに関連分野以外の内容も幅広く履修する教育カリキュラムを編成する。また、遠隔授業や昼夜開講制を取り入れ、企業技術者や情報教育担当者などの社会人が継続して学べる機会を提供し、最先端の情報科学・情報技術を理解・応用できる人材を育成できるカリキュラムを編成する。
情報科学・情報技術に関する基礎知識及び英語や日本語によるコミュニケーション力を有し、高度情報社会を支える強い意欲のある者を受け入れる。このため、情報分野の学部教育を受けてきた進学者のみならず、情報分野以外の学部教育を受けてきた進学者や企業技術者、中等初等教育担当者、高等教育機関の教職員も対象とする。
学位(博士)は、専攻分野について研究者として自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力およびその基礎となる豊かな学識を有する者に授与する。修了認定基準は、所要科目の単位を修得し、学位(博士)論文の審査および最終試験に合格することとする。
高度な研究活動を自立的に行う人材を育成する。学生は1年次~3年次において「情報科学特別セミナー」及び研究指導教員が担当する「情報科学特別研究Ⅰ」、「情報科学特別研究Ⅱ」を履修し、博士学位取得を目指しての研究および学位論文作成を行う。なお、遠隔授業や昼夜開講制を取り入れ、社会人学生の事情に配慮した教育研究指導を行う。
情報科学・情報技術の基礎から応用までの広範な知識と能力を有し、研究対象に対する旺盛な探究心と研究遂行に強い意志を持つ者を受け入れる。このため、博士前期課程からの進学者のみならず、企業等の研究開発機関で現在活躍している中堅研究開発者も対象とする。
(令和3年2月12日改正・令和3年4月1日から施行)