Wiki活用説明会 の変更点

九州産業大学大学院 情報科学研究科


#freeze
#author("2020-01-21T12:50:57+09:00","default:staff","staff")
*情報科学研究科 Wiki活用説明会
2020.01.21 13:00- |17号館5F 17504
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**はじめに
***当サイトの基本情報
-URL:(現在準備中) > 仮URL http://design.kyusan-u.ac.jp/informationscience/
-閲覧と編集について
--閲覧:オープン
--編集:共通パスワードによるログインが必要
&small(編集ボタンへの入り口については会場にてご説明します。);
-ベースシステム:[[PukiWiki>https://pukiwiki.osdn.jp/]] 1.5.2 utf-8
&small(当プロジェクトでは skin フォルダの中身をカスタマイズしています。);
-動作環境:PHP7系 または 5系(DBサーバーは不要です)
&small(PukiWikiはデータベースを使わないため、バックアップはPukiWikiフォルダのみでOKです。);
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***サイトの開発担当者
-[[平塚海登>http://design.kyusan-u.ac.jp/socialdesign/?%E5%B9%B3%E5%A1%9A%E6%B5%B7%E7%99%BB]]|ソーシャルデザイン学科 情報デザイン専攻 2年
-[[豊田祥歩>http://design.kyusan-u.ac.jp/socialdesign/?%E8%B1%8A%E7%94%B0%E7%A5%A5%E6%AD%A9]]|ソーシャルデザイン学科 情報デザイン専攻 2年
- 担当教員:井上貢一
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**このサイトの仕様
-レスポンシブデザイン(ブレイクポイント:Window幅 768px)
--PC版:2カラム 左メインコンテンツ 右サイドバー:最大幅 960px
--スマホ版:メインコンテンツ1カラム(サイドバーはメインコンテンツの下に表示)
-トップページにのみヘッダー直下に[[Slide]]を自動挿入

-サイトのロゴ・マーク
#image(images/logo_image.jpg,,30%)

-サイトのプライマリカラー:&color(#00A381){''#00A381''};(大学公式カラー )

-サイトのワイヤーフレーム
#image(AdminGuide/Wireframe.png,,60%)
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**特別なページ
***埋込ページ
当サイトは、以下のページを個々のレイアウトブロックに埋め込んでいます。
-[[MenuBar]]:メインメニューを再構成する場合に編集します(Listで2階層まで対応)。
-[[SideBar]]:サイドバー(右カラム)を再構成する場合に編集します。
-[[Slide]]:トップページに自動挿入されるスライドを設定する際に編集します。
-[[SocialIcon]]:ソーシャルアイコンを再構成する場合に編集します。
-[[SubTitle]]:全ページ共通表示されるサブタイトルを変更する場合に編集します。
//-[[SearchBox]]:検索ボックス表示用(このページは編集しないで下さい)
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***仕様解説等
-[[EditGuide]]:執筆方法(Wiki記法)の説明
//-[[EditGuide/Images]]:画像の掲載について
//-[[EditGuide/Documents]]:書類の掲載共有について
//-[[EditGuide/Plugin]]:当サイト用に作られた機能拡張一覧
-[[Plugin/Image]]:写真の配置
-[[Plugin/YouTube]]:YouTube動画の埋め込み
-[[Plugin/Slider]]:スライドショー(カルーセル)の設定
-[[Plugin/FontAwesome]]:FontAwesome アイコンの利用
-[[Plugin/Contents2_1]]:ページ内メニューの自動作成
-[[SubMenuについて]]:親子関係にあるページで、サブメニューを表示する方法

-[[FormatCheck]]:各記法の表示イメージ確認
-[[images]]:サイト内共用画像の添付
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**編集記法について
PukiWikiの記法は Markdown記法と同様、いわば「MarkdownのPukiWiki方言」です。
-参考:[[MarkDown記法>Google:Markdown]]
--https://packetlife.net/media/library/16/Markdown.pdf (標準語)
--https://packetlife.net/media/library/17/MediaWiki.pdf (MediaWiki方言)

-本日は、こちらのシートでご説明します。> &ref(EditGuide/PukiWikiManual.pdf);
-写真の掲載方法については[[こちらにサンプルがあります>写真掲載サンプル]]
-詳細については、[[EditGuide]]のページに記載しています。
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**さいごに
当プロジェクトでご提供するサイトは、「生産完成品」ではなく「編集可能な生産性」です。サイトの表示について自由度が高くなるよう、多くの要素を「ページの埋め込み」によって実現するとともに、各ページのコンテンツが主役となるよう、サイトの視覚的な演出は必要最小限にとどめています。

Wikiシステムの発端は、W.カニンガム(Ward Cunningham)による WikiWikiWeb にあります。ホノルル国際空港内を走る WikiWikiShuttle に由来するその名称は、ハワイ語で「速い(wikiwiki)」 を意味するもので、迅速なページの作成・更新を意味する語として名付けられました。

他のCMSとの違いは、ユーザのニーズにしたがって様々なパターンのページとコンテンツが生まれること、またそれに伴ってサイト全体の構造(メニュー構成)も変化できるという点です。

カニンガムが提唱した Wikiデザインの原則の背景には、オブジェクト指向プログラミングにおける「パターン言語(デザインパターン)」、さらに遡ると、建築家 C.アレグザンダーによる「建築のための6つの原理」があると言われます。

オブジェクト指向プログラミングでは、パターンが具体的なオブジェクトを生み出し、それがまた新たなパターンを生み出す。Wikiで言えば、初期パターンは記事の種別としての「アイデア」・ 「プロジェクト」・「人」といったものでもいいし、Wikipedia のコミュニケーションパターンのように「ドキュメント」と「議論」といったものでもいいでしょう。パターンがコンテンツを生み、その相互作用がまたパターンを生み出すのです。

#image(semi-lattice.png,right,40%)
C. アレグザンダー流に言えば、生きた組織は 「ツリー」構造ではなく「セミラティス」の構造を持っています。トップダウン式に全体を統治する「ツリー」は、官僚、警察、軍隊といった組織には通用するかもしれませんが、複数のメンバーが複数プロジェクトに重複して関わる組織や、開かれた地域社会には馴染まず、同様にそれが持つ情報もツリー状に整理するのは難しいと言えます。 

Wikiは、複数のメンバーによって「ページ」を相互にリンク・調整する自律分散協調系であり、それはまさにセミラティスの構造を持っています。その意味でも、組織の情報共有にとって最も適性の高いシステムは Wiki だと言えるのではないでしょうか。我々がその思考に用いる言語の統辞構造は基本的にツリーですが((酒井邦嘉 , 2019, チョムスキーと言語脳科学 , インターナショナル新書))、一方「言葉」の意味体系、 すなわち価値は、具体的な発話の相互作用によっ て絶えず更新し続けるものだと言えます((丸山圭三郎 , 2008, 言葉とは何か , ちくま学芸文庫))。Wikiは人類最大の発明である「言葉」と同様の仕組みで、価値生成の原動力になると考えています。

RIGHT:ソーシャルデザイン学科
井上 貢一

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